【コラム】採用ホームページはどう作る? 求職者に響く情報設計の5つのポイント

1. 求職者はどこを見て判断するのか?
新卒と中途では企業を見る視点が異なります。
新卒採用
高卒の場合、高校へ採用企業側から割り振られた求人枠を、学校の成績順に企業を選んでいく仕組みが一般的です。大手企業の枠や条件の良い企業から埋まっていきます。実家から通いやすい距離で選ばれることも多いのが特徴です。
大卒の場合は自由応募ですが、企業の知名度や待遇、仕事内容、勤務場所など、企業スペックによるところが多い傾向にあります。
中途採用
中小企業にとって、もっとも採用の可能性が高いのは中途採用といえます。転職活動の背景には「前職での不満や悩み」があるため、自社であればどのような点を改善できるのかを明確にすることが重要です。
例えば、同業他社から人材を採用したい場合、その業界でよくある不満を想定し、自社ならどのように解決できるかを採用ページで示すことが有効です。
すべての条件を満たすのは不可能ですが、どんな人にどんなポイントが響きやすいかをイメージしながら、採用ページのコンセプトを決めていくことが大切です。
2. 採用ページを作る際に重要なポイント
「求職者がどのような視点で企業を選んでいるか」を理解することです。
万人に応える必要はありません。わずかでも入りたいと思ってくれる人がいれば良いのです。
求職者は、応募前に企業の情報をしっかりと調べます。特に以下のようなポイントを確認しています。
- 仕事内容が具体的にイメージできるか
- 給与・待遇が明確か
- 働く環境や雰囲気が伝わるか
- 職場の人の声があるか(社員インタビューなど)
- キャリアパスや成長できる要素があるか
求職者の立場に立ち、これらの情報を整理しながら採用ページを作成することで、より応募につながるページになります。